4年 長谷川 雅宣
チームに影響を与える選手になる。
上記は、今年の夏のテーマとして私が掲げたものです。
昨夏の全日本大会1回戦敗退から早1年。この1年間、今までにないくらい多くの経験を通し、昨年までとは全く違う気持で夏を迎えております。
特に私は3つの経験を通し自分自身大きな変化があったと思います。
まず1つ目は、教育実習です。5月に地元の母校である中学校にて3週刊教育実習生としてお世話になりました。今までの人生で野球の事などを後輩に指導することは多々ありましたが、一人の指導者という責任のある立場で人を指導するのは人生で初めてでした。この実習を通して、教えることの難しさ、教えることの喜び、また人には見えないところで多くの人に支えられて生きている、という事を学ばせて頂きました。
2つ目は、就職活動です。就職活動をする中で、自分の人生を振り返ると野球三昧であった事を痛感しております。就職活動の中で多くの社会人の方と話をしているうちに、社会には野球以外にもこんなに輝いている人がいるという事に驚き、これまで自分の考えていた世間の狭さに気づかされました。
3つ目は、最上級生になった事です。チームや後輩を引っ張り、後輩たちのお手本となる行動をとることの難しさを実感し、これまでお世話になった数多くの先輩方の凄さを今さらになって感じております。
これらの経験を通し、野球が当たり前のようにできている今の環境と今までお世話になってきた人に本当の意味で感謝したいと思います。
私が本気で野球に打ち込めるのも残りわずか。これまでお世話になったすべての方々に感謝する意味でも、今私ができる事は、「チームに影響を与える選手になる」事だと思います。残りの日々、全力を出し切り、学生野球を悔いなく締めくくりたいと思います。