秋田合宿【3日目】

3年 鈴木 雄也


 本日は午前中に審判講習会、午後からは紅白戦を行いました。
審判講習会ではノックを中心に連携プレーや挟殺プレーを行い、声の連携の重要性を改めて感じました。紅白戦ではピンチの場面のピッチャーに対する声掛けやベンチにいる時の声出しなど、まだまだ足りないと感じました。私の掲げている合宿目標の一つである「声とプレーでチームを引っ張る」を実践するためにもっと意識を高く持っていきたいと思います。 

 

 私は今まで春、夏と5回の合宿を経験してきましたが、6回目の今回は今までのどんな合宿よりも強い思いを持って臨んでいます。昨年の全日本大会は私のミスで1回戦で負けてしまい悔しい思いをしました。本当に悔しく、また申し訳なく思い、誰よりも一生懸命練習してきました。しかし、それでも思うような結果は中々出ず、正直「もういいや」と諦めそうになった事が何度もあります。そんな時にいつも考える事はやはり支えてくれる人の存在です。両親、仲間、監督さん、コーチ…。今、こうして大好きな野球が出来ているのはそうした人達の支えがあるからです。社会に出たら比べ物にならないほどの大きな壁が必ず立ちはだかってくると思います。大好きな事が出来て悩みがある事を幸せに感じられるような大きな心を持つことが大切です。私もまたまだ精神的にも未熟です。打てなかったりミスをするとすぐに機嫌が悪くなったり、愚痴を言いたくなる時もあります。今みたいに暑い日が続く時は早く冬が来ないか、優しくしてくれた人は善い人、意地悪された人は悪い人と決めつけてしまう。上を見ては不平不満を言い、隣を見ては愚痴を言う。人間は誰しもそうなってしまう時があると思います。しかし、こうした行動から生まれるものはマイナスな事ばかりです。心の視点を変えれば、自分の見る世界も変わってきます。自分の殻を破り一つ一つ成長していかなくてはなりません。
 

 また、夕食の席で池田さんが、食事のマナーや何故この時期にこの食材が出るのかというお話をしてくれました。体の事を考えずに自分の食べたい物だけを食べ、冷たい飲み物をがぶがぶ飲むのはいけないと注意されました。体調を崩すのも良くするのも自分の責任です。自分の事は自分にしか分かりません。暑い日が続き試合が近い今、体調の事を最優先に考えなくてはならないと感じました。
 まだ練習三日目ですが、OBや保護者などたくさんの方々がグランドまで来て下さり、差し入れも持ってきて下さいます。今の自分、準硬式野球部が何故あるのかをしっかりと考え、感謝の気持ちを忘れず精進していきたいです。
野球の技術はもちろん人間的にも成長できる合宿にしたいと思います。