3年 田中 宏樹
本日から平成27年度九州遠征が始まりました。本日は、東京から飛行機で福岡へ移動した後、国見台球場で甲南大学とオープン戦を行いました。この九州遠征は関東大会に繋がる大切な4日間となります。チーム全員が関東大会の試合を想定し、結果にこだわり本日の試合に挑みました。私は、右肘の故障をしているため、スコアラーという立場でベンチから試合を観ていました。結果としましては、5対1で勝利しましたが、本日の試合は、「気持ち」の弱さが随所に見られました。打席内で相手の投手より気持ちが弱かったり、無難にこなそうとし過ぎて、後手に回ってしまうというプレーが多々見られました。先制点をあげた直後のイニングの連続エラーや、見逃しの三振、ストライクを入れようとして腕を振らずに投じた球を痛打されたりと試合の流れを掴み切れない場面がありました。又、上級生が覇気を感じれないプレーをしている場面もあり、チーム全体の雰囲気や指揮はとても良い状態であるとは言えません。関東大会や全日本大会はトーナメント方式です。何が何でも勝たないといけないというプレッシャーの中で試合をしなければならないのに、今日の様な後手に回る試合展開をしていたら足元を掬われてしまいます。相手に気持ちで勝つためには何をすれ良いのかを考えると、答えは練習しかありません。「誰よりも練習をした」という自負があれば必ず自信を持つことができ、相手より断然有利に立つことができます。そのために、私たちは日本中のどこの大学よりもバットを振り、ランニングをし、そしてご飯を食べ、絶対的な自信を持ち試合に挑んで行ける様にして行きます。明日からのオープン戦では、全員が「覇気」を出して、一球入魂で全力で勝利を掴みに行きます。
この九州遠征は、たくさんの方に支えられて行う事ができています。対戦相手や球場、旅館等の手配をして下さる牛島様、温かい温泉や美味しい料理を提供して下さるグランド鳳陽の皆様、遠征費を出費して下さる両親、そして私たちを応援して下さる中央大学準硬式野球部の関係者の方々に感謝の気持ちを持ち、一分一秒を大切に収穫のある九州遠征にして行きます。