3年 田中 宏樹
本日は秋田合宿2日目、練習初日でした。私は今年で3回目の秋田合宿を迎えました。1年目の秋田合宿では、ランニング中に体調を崩して入院をし、2年目の秋田合宿では、右肘の靭帯を断裂し、故障者となってしまいました。ここ2年間の秋田合宿は自分自身、非常に不本意な合宿となってしまっており、今年の秋田合宿に懸ける思いは非常に強いものがあります。今年のチームの目標はもちろん「全日本大会連覇」です。その目標を達成するために、今のチームに何が必要で、昨年のチームと比べて何が足りていないのかを明確にし、この秋田合宿で克服するために、何回もミーティングを重ね、話し合ってきました。そこで、私たちが出した結論は「バッテリー力」と「経験」です。昨年は、エースの小河原さんが全日本大会で全試合に先発をし、試合を作ってくれました。又、捕手の福澤さんは正捕手としてチーム全体をまとめ、扇の要としてチームを優勝に導いてくれました。私のポジションは捕手です。経験の少ない選手が多く出場する今年のチームでは、捕手の力は非常に大切になります。福澤さんのように、的確な指示を出し、投手のボールをきっちりと捕ることは、捕手として当たり前のことと思われがちですが、実は非常に難しく、疎かにしがちなことです。捕手としてチームを勝利に導くために、的確な指示を出すこと、ボールをきっちりと捕ることをこの合宿では1番の目標として取り組み、更にこの2つのことにプラスして、投手や野手の足りていないところを補える選手になります。捕手とは「捕る人」であると同時に、「補う人」という意味の「補手」である必要があります。投手の経験が少ないのであれば、積極的に声を掛け、思い切って投げることができる環境を作ってあげたり、野手がミスをしたらそのミスを声やプレーでカバーできる選手になります。そして、グランドでの監督の分身としてチームを勝利に導き、全日本大会連覇を達成できるように残りの合宿の一球一球に魂を込めてプレーしていきます。
明日からも全日本大会連覇を達成するために、支えてくださっている全ての方に感謝の気持ちを持ち、覇気を出して練習に励んでいきます。