ハワイ遠征 4日目

3年 青木翔哉

 本日はハワイ遠征4日目となりました。午前中は練習、午後から交流試合そして相手選手の皆さんとテリーさんを中心に町の方々が作ってくださった夕食を頂きました。まず、グラウンドまでランニングで行きますがヒロの方々は絶対に車の法定速度を守ります。道も譲ってくれます。そして、私たちがSHAKAとハンドサインをすると運転をしていても必ず返してくれます。このような温かく迎えてくれるヒロに来れて私は幸せだと思いました。

 交流試合には昨日同様1000人以上の町の方々に駆けつけて下さいました。平日の忙しい中、これだけの人々に集まってもらえることは本当に素晴らしいことだと思います。アメリカ式のラインナップ紹介から始まり音楽が流れる球場でいつもは味わえない経験をさせて頂きました。また、国歌を斉唱し大学としてではなく日本の代表として闘うということを強く認識しました。そのため、私たちは中央大学の名前だけでなく日本の名前も背負っている絶対に負けられない試合でした。私は2DHで出場させて頂きました。私は7回表11、一死三塁の場面でセカンドゴロを打ちチャンスを潰してしまいました。結果その裏に相手は同じ場面できっちりと犠牲フライを打ち勝ち越され負けてしまいました。これは、日頃から食事、フルスイング、全力疾走など一つ一つの積み重ねの差だと感じました。

 夕食はお互いのチームが混じり合い美味しいご飯を頂きました。正直私は英語が全く喋れません。しかし、言葉の意味は分かりませんが一緒のタイミングで笑えたり、一生懸命単語を伝え共感できたり、ヒロの方々の暖かさはもちろん人と人のコミュニケーションは言葉だけじゃなく相手の懐に入って行く勇気と伝えたいという自己主張が大事だと感じました。

 私は今就職活動を行っています。就職活動の自己分析をする中で私の人生には必ず野球が関わっています。そのような私の人生とも言える野球も今年で最後です。挨拶、礼儀、コミュニケーション、そして今回肌で感じた自己主張する大切さなどたくさんのことを野球から教えてもらいました。その財産を今度は社会人として自分の武器にし、ネイトンさんやテリーさんをはじめ、沢山の方々が私たちにしてくれたように今度は違う立場かもしれませんが私が子供達にチャレンジする環境を作れる人間になれたらと思います。

 明日はホノルルで自由行動となります。ただ楽しむだけでなく、楽しむ中で積極的に異文化や現地の人と触れ合い人生にとってかけがえのない財産にしていきたいと思います。