秋田合宿 1日目

3年 服部康太郎

本日から秋田合宿が始まりました。午後から私たちが合宿を行っている三種町が主催する三種町長杯に参加させて頂き、東北学院大学と交流戦を行いました。
私は怪我から復帰して初めての登板となりました。私は1年生の時、登板する機会はほとんどありませんでした。一度だけ秋のリーグ戦の東洋大学戦の9回裏ツーアウト満塁の場面で登板しましたがファーボールの押し出しという不甲斐ない結果に終わり交代しました。その悔しい思いから冬の練習で投げ込みをしました。しかしながら、投げ込みをしすぎたため肩の軟骨が剥離し2年の春に手術をしました。医者に中途半端になるくらいなら手術した方がいいと勧められ手術をする事にしました。手術を決意した理由は怪我をしたままでは中途半端なプレーしか出来ない事と打者1人だけで降板という悔しい思いと復帰してからチームに貢献し、チームの軸となる選手になりたいと思ったからです。又、手術後に麻酔が抜けてから目を覚まし両親の顔を見た時は心が落ち着いたと共に「両親に支えられて野球が出来ているんだ」と改めて感じました。
リハビリ期間には同級生の大澤や長濱が活躍する姿を見て悔しく思い、自分には何が出来るのか、何が足りないのかを考え強い真っ直ぐを投げるための下半身の力や肩の筋力が足りないと思い走り込みや肩の筋力トレーニングをしました。又、リハビリ期間に池田さんから「体幹トレーニングをしなさい」という御指導を頂いた事や日々の走り込みが実を結び努力賞を受賞する事が出来ました。
本日の試合中に池田さんから「考えて野球をする」という言葉を頂きました。私であれば変化球を投げ、打者の見逃し方を見ずにストライクが入ったからと言って続けて変化球を投げる様な配球では考えて野球は出来ていません。このように私たちのチームの中で考えて野球が出来ている選手はほとんどいません。この秋田合宿では打者が何を狙い球にしているのか、投手が何を投げたいのかを考えられる様、実戦形式の練習で身に付けたいと思います。
又、能代松陽高校様からマシンボールを、球場の管理人の方には電光掲示板に「歓迎  中央大学準硬式野球部」と載せて頂いていました。そしてOBの方々や父兄の方々にも沢山の差し入れを頂きました。私たち中央大学準硬式野球部は色々な方々のご尽力によって成り立っています。このように毎年秋田合宿が行えることを当たり前の事とは思わず感謝の気持ちを忘れずに明日から11日間チーム一丸となってひと回りもふた回りも成長したいと思います。