秋田合宿 2日目

3年 岩元奎太

合宿2日目は、昨日に引き続き三種町長杯が行われました。試合には7-2で勝利しましたが、新チーム発足時から言われ続けている「考えて野球をする」という課題については克服まで程遠く、捕手の配球や打者としての狙い球、咄嗟の場面での対応力など数えてはきりがありません。何事も根拠を持って行動しなけばならないと感じました。午後からは試合を想定したケースノックを行い「考えて野球をする」ということを1人1人が意識し、場面によって想定されることを声に出し、プレーの先を読みカバーリングや送球を行いました。昨日の試合では、バント処理や牽制での暴投、本日の試合でも一歩目が遅くヒットにしてしまったり、外野のバックホームの場面でのファンブルがあり、これらのミスもプレーの先を読みポジショニングなど準備がしっかり出来ていれば防げていたかもしれません。池田監督から、考えて野球をするには、自分で考えて動く積極性を持たなければならず、考えて挑戦することにより初めて自信に繋がるのだという御指導を頂きました。失敗を恐れ挑戦せずにいては、一向に進歩はありません。まずは自分で考え、ポジショニングや打席での狙い球など行動に移し、結果に現れる事で自信に繋がっていくのだと思います。
個人としては、本日の三種町長杯にて敢闘賞を受賞することが出来ました。私は昨年の春季リーグ、全日本大会とレギュラーとして出場させて頂いていましたが、自身の実力不足で最近は試合への出場機会が減っていました。その間は、私の代わりに出場していた小宮山さんの活躍をただベンチから見つめる事しか出来ず、悔しい思いをしました。後輩にも、絶対的な走力をもつ幸喜、守備に定評のある小河原、勝負強い打撃をもつ友田など羨ましい個性を持つ頼もしいライバルが多数います。しかし、この敢闘賞を機に秋田合宿を経て飛躍し、チームの主力として戦いたいという思いがより一層強まりました。私の長所は泥臭さだと思っています。本日の試合でも1打席目はタイミングが全く合っていませんでしたが、他者のアドバイスを受け入れ2打席目以降は、重心とトップの位置を下げる事でバットの軌道を修正し2安打という結果に繋げることが出来ました。試合中にフォームを変えるという事は勇気がいる事です。この勇気は日頃の練習から常に全力で取り組んでいなければ生まれません。これからも日頃の練習から全力投球しレギュラーの座を奪うために日々精進します。
今回の秋田合宿では、体力や技術向上はもとより精神面の向上も課題として掲げています。現在私は園芸部長を務めていますが、人間も野菜も一緒でどんなに外見が良くても内面が悪くては評価はされません。納得の成績が残せていない今、もう一度自分自身を見つめ直し中身のある人間になれるよう、どんなに厳しい練習やトレーニングにも取り組みます。
又、本日は毎年恒例の八竜中、山本中、琴丘中の3校に参加して頂き野球教室を行いました。先日、甲子園でプレーしていた秋田中央高校にもこの野球教室の経験者が多くおり、指導する側の私たちにとっても素直さや謙虚さなど学ぶ事が沢山ありました。上達への近道は、素直な事です。スタッフからの御指導を真摯に受け止めさらなる技術向上へ努めます。
本日も保護者やOB、我々中央大学準硬式野球部を応援して下さる方々から沢山の差し入れや御手紙などを頂きました。選手一同このように、応援して下さる方々がいることが当たり前だとは思わず、結果を残し恩返しが出来るように、残りの合宿も一球入魂で頑張って参ります。