秋田合宿 3日目

3年 山本優輝

本日は合宿3日目でした。夜中に雷と豪雨でグラウンドの状態が心配されていましたが、朝には青空が見え天候に何不自由なく練習に励むことができました。
本日の練習では午前中にケースノック等の守備練習、午後からバッティング練習と実戦形式を行いました。ここまでの合宿での2日間で池田監督から「考えて野球をしなさい。考えてプレーするには、自分で考えて動く積極性を持たなければならず、考えて挑戦することにより初めて自信に繋がるのだ」と御指導して頂いています。本日の練習でも全員で考えて野球をしようとミーティングをし取り組みましたがまだまだ考えが足りず、池田監督から御指導を頂きました。何事も自分ではやっているつもりでも、他人から見たら全く変わっていないということがよくあり、自分自身が変わる為にはまず大袈裟に変えてみることが大切だと思います。ご飯を頂く姿勢、ランニングの姿勢、野球に対する考えと行動全てにおいて各自が大袈裟に変わっていくことが現在のチームに必要であると思います。
「考える」ということは常日頃から池田監督が仰るように全て準備に繋がると思います。
常にこれから何が起こるのかを予想し、考えて準備することが野球だけでなく社会に出てからも大切なことなので、野球で学んだことをグランドだけに留めずそれ以外の場所でも役立てることができるようこれからの合宿に励んで参りたいと思います。
私は昨年12月に肘の手術をしました。外野手のレギュラーであった先輩方が抜け今年が勝負の年だと思っていた時に怪我をしてしまい手術後のリハビリに焦りを隠せませんでした。しかし、焦っても良くはならないと思い、ランニングやリハビリを地道に続けました。その結果春の復帰戦で4番DHとしてチャンスを貰いしっかりと結果を出すことができました。その試合ではなぜか不安がなく自信だけがあったことを覚えています。それはリハビリ中その時出来ることを折れることなく毎日積み重ねてきたからだと初めて実感しました。結果を伝えた時の両親の笑顔が今でも忘れられません。今自分がプレーできているのも両親の支えがあるからだと改めて実感しています。来年には最上級生となります。現在ランニングを行なっている道には広大な田んぼがあり、穂を付けています。「実るほど こうべを垂れる 稲穂かな」という言葉があるように学年が上がるにつれ、謙虚に他人が嫌がることを積極的に行なっていきたいと思います。
本日も小畑様、大森様やOBの方々より沢山の差し入れを頂きました。更に、本日から遠方からOBの赤嶺様、崎山様が来てくださり練習をサポートして頂いています。私達はこの様に遠方から駆けつけて下さる方や差し入れを下さる方々等、沢山の方に支えられています。その方々に恩返しをするには勝利という結果として表し、喜びを分かち合う事だと私は強く確信しています。
勝利する為に常に周りを観察し、考えて行動し強くなり東京に帰ることができるよう励んで参ります。