3年 大濱安音夢
本日は合宿6日目となりました。本日も朝から強い日差しを浴びて非常に練習に打ち込める晴天となり、午前中は内野手は二箇所ノック外野手と投手は昨日に引き続きOBの赤嶺さんにアメリカンノックをしてもらい午後はバッティングと実戦形式を行いました。
私は大学入学当初は内野手として入学したものの、大学二年生の時に外野手に転向し、春季リーグ戦では沢山の出場回数を頂きました。しかし、25打数1安打と結果を残す事が出来ませんでした。
そのような結果になった理由としては、
投手の投げてくるボールに対してドアスイングで全て引っ張り込んでしまい、サードゴロ、ショートゴロなどの引っ掛けた凡打を
繰り返す打撃になってしまった事です。
試合を重ねる度に、もっと逆方向への意識を持つなど、なにも打席の中での工夫などをしないまま最後まで打つことが出来ず、チームに貢献する事が出来ませんでした。
この結果から悔しさと力不足を痛感し、明確になった打撃の課題を何とか克服したいと思いました。
そんな中、本日の午後の実践形式のバッティング練習では一打席目二打席目共に、一死二塁三塁と好機の場面で最悪内野ゴロで一点というケースの中、私はなにも考えず大振りをしてしまい三球三振をしてしまいました。私のような打力のない選手は、泥臭くボールに食らいついていき最悪でも粘る事が相手の投球を苦しめる事が求められる場面でしたが、全くボールに食らいつく事もせず簡単にバットを振ってしまい。チームバッティングが出来ず、なにも工夫もしないまま一打席目同様に三球三振をしてしまいました。
日頃、池田さんは私達に『自分の頭で考えて行動し、自分自身の心に素直になりなさい。』と仰います。春季リーグ戦の間打てない時期が続いた頃、私は首脳陣の方から多くの御指導受けましたが、少しでも受け入れようとする素直な心がなく、24打数1安打という、試合を決めた1安打という結果に慢心してしまい、未だにその結果に引っ張られ、己の心にある我を捨てる事が出来ず大振りをしてしまいました。その私の素直になりきれていない心の隙が同じ結果に繋がったという事が分かりました。二打席目の三振の直後、チームメイトから指摘の声が多く私に向けて多く発せられました。しかしその時、私は自分の不甲斐なさから下を向きベンチに戻ってしまい、チームメイトからの指摘に反応を返しませんでした。その際、小泉コーチから「その態度がチームの士気を下げる」という御指導を頂きました。常日頃、池田監督は私達に素直な心を持ちなさいと仰います。しかし、私はその心を忘れてしまっていました。この素直な心を持つ事が上達への近道だと思います。本日で合宿は折り返しとなります。これからの合宿は、スタッフの方々からの御指導やチームメイトからの声に素直に耳を傾け、弱点である打力向上に向けて努力致します。
又、本日からOBである高野桂さんと延田寛基さんが私達後輩のサポートの為に茨城から6時間をかけ遠い秋田の地まで足を運んで来て下さいました。他にも沢山のOBの方々が球場へ足を運んで下さったり、差し入れを送って頂いております。私達が野球をできているのは、先輩方が築いてこられた伝統があるからです。今の環境を当たり前と思わず感謝の心を持って精進して参ります。