秋田合宿 7日目

3年 河野翔吾

本日は合宿7日目となりました。本日の三種町も太陽の光を浴び絶好の野球日和でした。
午前中は紅白戦を行い、午後からは内野で二箇所ノック、外野ではOBの赤嶺さん高野さんにアメリカンノックを打ってもらい、その後に一本バッティングを行いました。
試合後に池田さんから当たり前の全力疾走が出来ていないと指摘を受けました。1塁までの駆け抜け、フライが上がった際の2塁までの走塁、攻守交代のダッシュ、日頃当たり前の事が疲れが溜まり行う事が出来ませんでした。私達は関東大会、春季リーグ戦と最後の一歩の所で敗戦してしまい、全国大会出場を逃しています。その様な細かい所から見直して行かなければ、秋季リーグ戦は優勝できないと思います。又、午後から行われた二箇所ノックでは立ち向かって行く姿、ボールに食らいつく姿が見られる選手がまだまだ見られませんでした。捕球するだけで、その後の送球がおろそかになる事が有り、池田さんに1つの球に魂を込めなさい。それが一球入魂だよ。とミーティングで教わりました。1つの球に魂を込めるという事は投げ終わりの指先まで力を入れ、相手に気持ちを込めて送球する事です。この合宿では自分の限界を超え、一皮も二皮も破らなければなりません。ここで成長する為にも、ノックを打って下さっている方々にもっと向かって行く気持ちで、自分の限界を超える事が大切だと思います。
又、OBの延田さんには選手の士気を上げる声かけや一緒にノックに入ってもらい見本となるプレーをして頂きました。こういった練習には引き立てる選手が大事だと教わりました。きつい練習の時こそ私が率先して声を出し、チーム全体がいい雰囲気でプレー出来るようにしていきたいと思います。
私はこの合宿初日に行われた三種町杯で三塁手として先発出場させて頂きました。一打席目に追い込まれてから外に逃げていく、スライダーに、当てるだけのショートゴロになり、二打席目にはチャンスでハーフスイングで三振という最悪な形で終わってしまいました。私は春の時からずっと池田さんにバッティングを教わってきました。力が抜いているからこそ力が入る。力を入れるから力が入らない。と言われてきました。又、三振やボテボテのゴロを打とうがフルスイングだけは忘れるなと池田さんから言って下さったのにも関わらず、私はこの試合でフルスイングが一度も出来ませんでした。この合宿期間、池田さんに常々考えて野球をしなさいと言われています。打席に入り、相手の配球を読み、打つ事でフルスイングが出来るのだと思います。これからは打席に入る前に相手投手はどの様なタイプの投手か今日は何が1番いいのか考え、しっかり頭の中で整理した形で打席に向かいたいと思います。
また、本日の行きのランニングの際に、秋田に来た頃はまだ実の付いていなかった稲穂が黄金色に輝いており、稲の成長や時間の経過が感じられました。秋田合宿も終盤に差し掛かり、私もこの稲穂のように成長することが出来ているのだろうかと考えさせられました。1日を無駄にせず、これからも必ず何か一つでも成長出来る毎日にしていきます。