秋田合宿 11日目

4年 小谷魁星

本日は秋田合宿11日目、久々の晴天の中での練習となりました。
本日も昨日と同様、午前中に紅白戦を行い、午後はフリー打撃を行いました。
紅白戦の前のシートノックで、際どい打球を前に出て捕る事が出来ない選手や紅白戦中でも突っ込めば捕れる可能性のある打球で待ってしまう選手がいました。
このような際どい球を前に出る事が出来る勇気と瞬時の判断力をつけるようにするために合宿を行っています。それが一球に対する「執念」であり、「一球入魂」なのだと私は思います。それが出来ないのであれば、どれだけ長い期間合宿を行っていても成長せず、ただ時間が過ぎるだけの合宿となり意味がありません。先日、柳川部長がいらっしゃった際にも、「ただこなして乗り越える合宿ではなく、一日が惜しいと思えるような合宿を行って欲しい」というお言葉を頂きました。主将としての力不足で全日本大会を12年ぶりに逃し、迎えた今合宿では毎日の食事、ランニング、声を出すこと、共に他の選手の模範となるよう率先して取り組む事を強く意識しています。苦手な事から逃げず、あと一杯、あと一歩と自らを追い込む事が今合宿で私の目標にしていた「率先垂範」という事だと考えています。
又、本日の練習後には、毎年私達がお世話になっている大森様主催のお食事会にお招き頂きました。サザエやアワビを始めとする多くの魚介類や新鮮なお野菜、そして大森様直々に味付けして頂いた特製のネギトロ丼を選手一同満腹になるまで頂きました。
普段私達が食べる事の出来ない食材ばかりで、見るだけでも目を奪われ、あまりの美味しさに美しい景色とともに感動致しました。
池田監督が最後、「ご縁」についてお話をされていたように、このお食事会を開いて頂いたのもひとつの出会いから始まりました。そのひとつの出会いが人の輪を広げ、多くの笑顔が生まれ、ご縁が広がっていくのだと身をもって強く感じました。
大森様が、「今は厳しく苦しいかもしれないが、それが必ず社会に出て生きる」と仰っていた事を心に刻み、残された学生野球生活を全うしなければなりません。
本日はお盆最後の日曜日で、休日にも関わらず、私達の為に盛大な会を開いて下さった方々に心より感謝御礼申し上げます。
今まで、多くの差し入れを頂いた方々、合宿に遠くまで足を運んで下さったOBの方々、私達の為に沢山の御尽力を頂きました。
明日で合宿最終日となりますが、御尽力頂いた方々、応援して下さる方々、そして2週間後に迫った秋季リーグ戦で優勝する為に全力で取り組みます。