2022年 秋田合宿 2日目

本日は秋田合宿2日目でした。

ランニングを終え球場に着くと、能代松陽高校野球部工藤監督のお父様が毎年毎年八峰町八森から私達のために運んで下さっている白神山水と大きな氷が準備してありました。私達が水分不足にならずに練習できるのはこの美味しいお水のお陰です。一滴たりとも無駄にせず頂きます。また、鈴木様、進藤様、保坂様、大畑様、千葉様、服部様、三橋様から差し入れを頂きました。柳川先生が感謝についてお話を下さいました。感謝する気持ちはまず、「有難い」と心から思う気持ちから生まれます。差し入れを頂くことを感謝という言葉だけで終わらず、心から「有難い」と思い差し入れて下さった方々の気持ちを汲み取るようにします。

本日の練習は午前中にケースノックを行い、午後は実践打撃、捕球ノック、ロングティーを行いました。実践打撃はケースの中で状況に合わせた打撃練習を行いました。配球を読んで打撃に立つ中で、待ってない球が来たときバッテリーに向けてどのような反応をとるのかなど相手の視点から打つべき球を選択することがこの練習で重要です。自分の打ちたい球ばかりを待っていても来ません。特に私は自分本位に打席に立ってしまうので、配球以外でも相手目線で物事を考えるよう努めています。水面下での読み合いが野球の面白さであり、そこができなければ全日本大会で勝つことはできません。実践打撃後に内野手の捕球ノックを行いました。そこでは粗放なミスが続きました。集中力が切れ始める時間帯だからこそ基礎的な練習を丁寧に黙々と行うことによって初めて自らの成長があります。最後の最後まで詰め切って全員で合宿でしかできない練習に取り組んで参ります。

上級生が自らの限界を決めるのではなく、上級生だからこそ後輩を巻き込んで少しでも上を目指して精進して参ります。特に球場からのランニングです。自分の限界を決めて走っている選手に全日本大会の大切な場面ではチャンスを掴むことはできません。周りから「この選手なら仕方がない、この選手が打たれたなら仕方ない、この選手が打てないのならば仕方ない」と思われるような練習態度を上級生から率先して取り組まなければ日本一達成を口にする資格はありません。私達は、絶対に負けられません。負ける訳にはいかないんです。だからこそ誰よりも厳しく自分自身を律してやり通します。最後に全国大会では、私の両親へ成長した姿を見て欲しいからです。私は昨年の自己表現セミナーでアナウンサーの山本様から、色々な事に興味を持ち些細なことに気付く大切さを学びました。特に下級生一人一人に対して関心を持ち、変化に気づき上級生の私が声掛けを行いたいと思います。些細な変化からチームの軋轢が生じます。合宿中は特に後輩の変化に対して心配りしていきます。(3年・小林洸誠)