本日は、秋田合宿最終日。今年の秋田合宿は天候に恵まれませんでしたが、最終日として相応しい晴天に恵まれました。
本日は、花巻東高校との練習試合を行いました。二試合行い、二試合とも勝利することができましたが、課題の残る試合となりました。私達選手は、チームが徹底したことを一人ひとりが徹底することができず、それは選手全員が自分のことを第一に考えているからだと思います。本日の試合でも、相手投手が変わり、チームの為に少しでもボールを投げさせようという考えが持てず、初球を振って凡打になってしまう場面がありました。池田さんがいつも仰っておりますが、試合には「流れ」があります。その「流れ」を呼び込む為に、監督やスタッフの方々は、私達に場面に応じたサインを出します。しかし、それも私達選手がそのサインの意図を分からなければ、「流れ」というのは持ってこれません。試合ではもっと先の先を考えることが大切です。前の打者が塁に出る前に、チーム全員が起こりうる場面を想定して声掛けや打席に立つことによって、選手と監督の意図が噛み合い、試合を優位に進めることが出来ます。他にも試合の中で、送球のミスをカバーできず、送球者のせいにしてしまう場面がありました。送球が悪くてもカバーをして何気ない顔をするのが本当のチームワークだと思います。私達は、食事の面でも「誰かが食べてくれる」思ってしまい、自分がキツくなったらすぐ他の人に任せてしまいます。ご飯を全員で食べることがチームワークであり、私生活からもそういうところを疎かにしていた為、試合でそういったプレーに繋がったと思います。
「日頃の生活はプレーに繋がる」池田さんは常日頃、私達選手に私生活から沢山のご指摘をして下さいます。それは、私達が試合に勝つ為に必要なことであり、それを素直に聞くことが大切だと思います。
又、花巻東高校さんから学ぶことも沢山ありました。カバーリングや試合の際の声掛けの内容、機敏な行動などは私達に足りない部分です。隙のないチームを作る為に、学ばないといけないことは沢山あります。本日の練習試合を無駄にすることがないように、東京に帰ってからも実践したいと思います。
今年は主将として、チームを引っ張る立場で始まりました。今までに主将をしたことがなく、どの様にチーム作りをしたらいいのか全く分からない時期もありました。しかし、自分の代で先輩方が築き上げてきたこの中央大学の伝統や強さを終わらせるわけにはいかない、その気持ちだけは一番強く持ち、ここまでやってきました。しかし、今回の秋田合宿では、チームの隙が沢山見つかってしまい、主将としての不甲斐無さを感じました。全日本大会で勝ち抜く為には、隙を無くすことが必要です。それは、もっと私が主将として私生活からチーム全体を見渡さなければいけないと思いました。
全日本大会では、この合宿で学んだことや得たことを活かし、皆様の期待に応えられるように頑張りたいと思います。
最後に、この合宿を支援してくれた方々、本当に有難う御座いました。この合宿を行えたことは当たり前ではありません。沢山の方々の支援があり、私達はこうして野球をすることが出来ています。支援をしてくれた方々への「感謝」を忘れず、結果で恩を返したいと思います。(4年・幸喜健太朗)