令和6年度 秋田合宿 8日目

本日は、強い日差しが照りつける晴天のもと、最高気温33度の中で合宿8日目が行われました。

グラウンド到着後、始めに集団走を行い、続いて動的ストレッチ、ラダー、そして塁間ダッシュを行いました。本日のアップでは、下級生も含め、全選手が活気溢れる雰囲気で取り組むことが出来ました。

午前中はフリーバッティングを行いました。本日は本数に拘りながら、逆方向への強い打球や変化球への対応といった実戦での課題を、一人ひとりが意識して取り組みました。昨日の試合では、チャンスの場面で相手投手に詰まらされる場面がいくつか見られた為、野手陣としてはこれを克服すべき重要な課題と感じています。そんな中でも、多くの選手が合宿を通じて調子を上げてきています。残り少ない合宿期間ですが、打撃にさらなる自信を持つ為に、全力で取り組んで行きます。

また、この時間は打撃だけでなく、守備にも力を入れました。全選手がそれぞれのポジションに付き、特に外野手は一歩目の速さ、後方飛球、間の打球処理を意識し、生きた打球を多く捕るようにしました。外野の守備力次第で試合の展開が大きく変わることを意識し、少しでも投手をサポートできるように、今後も練習を重ねていきたいと思います。

午後はキャッチボールの後、シートノックとケースノックを行いました。本日もOBの工藤明様(平成10年卒)がノッカーを務めて下さいました。内野手は球際での強さと粘りを意識し、疲労がある中でも互いに指摘し合いながら活気を持って取り組むことができました。しかし、ファーストの捕球カバーや、難しい体勢からのスローイングについては、まだ改善の余地があると感じています。

外野ノックでは、「ケースの状況に応じた正確なスローイングを」との声がありました。合宿中の試合の中でもホームへの送球が乱れ、得点を許した場面が印象に残っています。内野手に繋ぐのか、1人で投げるのか、ケースの状況に合わせて正確なスローイングを出来るように努めて行きます。

中大は固い守備からリズムを作るチームです。さらなる球際での強さと粘り、そして正確性を追求し、引き続き練習に励んでいきます。

その後は、1時間程度ポジション別練習を行い、各ポジションごとの課題に応じた練習に励みました。短い時間でしたが、多くの選手がユニフォームを泥だらけにしながら、汗を流しました。

本日は、グラウンドから宿舎までの8キロの道のりを走って帰りました。道中に広がる田んぼと夕焼けの美しい景色は、これまでの疲れを忘れさせてくれるほどでした。明日はいよいよ最終日です。全員が「乗り越えた」ではなく、「やり切った」と感じられる一日にしたいと思います。

 

 

本日もOB、関係者の方々から差し入れを頂きました。

長岡様

齋藤様

 

 

今回の合宿を通じて、改めて多くの方々に支えられていることを実感しています。美味しい食事、温かいお風呂、冷えた飲み物や食べ物、そして立派な野球場など、このような素晴らしい環境で野球ができることは決して当たり前ではありません。私たちができる恩返しは、試合に勝ち、結果を出すことだけです。「8年ぶりの日本一」という最高の結果を皆様にお届けできるよう、これからも精進してまいります。