秋田合宿

 

4年 橋本峻

本日から秋田合宿が始まりました。本日は午前中に宿舎へ移動し、夕方からは毎年恒例の能代市の七夕祭りである、天空の不夜城に参加させて頂きました。私達は3回目の参加となり、今年も愛季(ちかすえ)という、日本一の高さを誇る灯籠の引き手を務めさせて頂きました。お祭りに来て頂いていた地元の方々の笑顔や、一緒に盛り上がってくれる姿を見て、非常に嬉しい気持ちになりました。現在4年生の私は大学卒業後も、このように人々に笑顔と喜びを与えられるような人間になりたいと強く思いました。このような経験ができたのも、毎年多大なる御支援を頂いている我が部のOBで能代松陽高校野球部監督である工藤明様のお父様のお陰です。本当にありがとうございます。
明日から本格的に練習が始まります。私は4年生なので今年が最後の秋田合宿、そして今月末に最後の全日本大会を迎えることになります。私はこれまで3年間、全日本大会での出場機会がありません。そして、今年出場する機会があるとするならば代打の1打席の可能性が高いと思います。代打の1打席というと、本当に集中する時間は10秒前後と一瞬です。この一瞬の為に昨年の全日本大会から何百時間もの練習を重ねてきました。これは来年から社会人となる上でも共通する点があります。私は大手ゼネコンへの就職が決まりましたが、会社でも一瞬のチャンスの為に長い年月をかけて準備をします。このように仕事と野球には通じる点があると思います。まずはこの全日本大会でその一瞬で力が発揮できるよう、何
十時間の練習のうちの一瞬一瞬にこだわり、自分に厳しく行っていきます。
最後に、このように毎年秋田合宿が行えるのも、お世話になる宿舎の方々、グラウンドにお越し頂き応援して下さる方々、応援する会の方々、そして御両親のおかげです。野球に打ち込める環境があることに感謝し、明日から11日間チーム一丸となって、ひと回りもふた回りも成長したいと思います。

 

秋田合宿

 

4年 森田啓吾

 本日は秋田合宿二日目。練習初日でした。

私達が秋田合宿の練習場として使わせて頂いている「スカルパ球場」の改修工事が終わりました。新しい電光掲示版や人工芝を見て、私達は多くの方々の御支援があり野球に集中することができているということを改めて実感することができました。又、本日の練習に、多くのOBの方々が秋田まで足を運んで下さり、応援して下さる方々の為にも全日本大会二連覇すると強く思いました。

 現在ショートのポジションは二年生の真谷が守っています。レギュラーを勝ち取るには今まで以上自分自身に厳しく、誰よりもバットを振り込まなければいけません。自分自身の持ち味は打撃力であり、昨年の関東大会決勝戦で本塁打を放っています。打った時の感触、ベースランニングしている時の気持ちは今までに味わったことのないものであり、もう一度レギュラーとしてチームに貢献するためにも残りの十日間全力で取り組んでいきます。又、今年は学生野球最後の全日本大会であり、遠く離れた地元富山県から私の両親が応援に駆けつけてくれます。大学まで野球を続けさせてくれた両親の為にも、なんとしてもヒットを放ちたいと思います。そのためにも一投一打に魂を込め、死ぬ気でぶつかっていきます。

 全日本大会まで残りわずかとなりました。自分自身を振り返ってみると、一つ一つのスイング、ダッシュなどに甘さがありました。その結果自信が持てず結果に繋がっていないことに気づきました。自分に自信を持って試合に臨む為には「練習」しかありません。残りわずかではありますが、全員で一つのプレーに集中し、全員で改善点を指摘し合っていきます。そして、暑さの中五試合戦い抜く体力をつけ万全な状態で全日本大会を迎えます。

 

 

秋田合宿 3日目

 

4年 木下愛

 本日は秋田合宿三日目で、午後からは秋田県の社会人クラブチームのゴールデンリバースさんとのオープン戦でした。試合は8対7で敗れてしました。序盤の守備でのミスが重なり大量失点してしまいましたが、13安打と振込んできた成果を出し最終回に一点差まで詰める事ができましたが追いつく事はできませんでした。昨年までのチームであれば同点に持ち込む精神力・根性があったと思います。しかし今年のチームにはその精神力・根性が足りません。あのような場面で一本打つ為に練習しているのにも関わらず、出せないという事はまだまだ練習が足りていないと思います。合宿は始まったばかりですので大事な場面で一本を出せる選手が一人でも多くなるように一人一人が目標を持ち練習に取り組んでいきます。
私自身は三回を投げ一失点でした。しかしこの点の取られ方の内容が悪く、いつものような四球から始まりエラーが絡んでの失点でした。
私は一球の怖さを知っています。私は甲子園で一球の失投で敗れてしまいました。全日本大会でも必ずターニングポイントとなる一球があると思います。その時に私自身のベストボールを投げる事が出来るよう、バッティングピッチャーを積極的に行い、状況をイメージし状況にあったボールを投げる練習をしていきます。
全日本大会まで残り少ない日数になっていますが、遠方から来てくださるOBの方々、そして13年間野球を続けさせてくれた両親に日本一という形で恩返しが出来るよう全身全霊で練習していきます。

 

秋田合宿 4日目

 

4年 遠藤祐亮

 本日は秋田合宿四日目でした。本日の秋田県は35度で今年1の暑さの中での練習となりました。その暑さの中でも朝はグラウンドで外野を20往復してからアップに入り、ラダートレーニング、ミニハードルのトレーニングをしてから練習を行いました。練習の中で投手陣に池田さんから自己犠牲の精神を持ってバッティングピッチャーをするようにとの御指導がありました。自分の練習のためだけにバッティングピッチャーをするのではなく、試合前のバッターの調整の為に、チームの為に投球することが大切だと御指導頂きました。自分のことばかり考えるのではなく、周りを見て、自分が何をすべきなのか考え、チームの為に行動する。その行動が結果的に自己犠牲となり、チームの為にそして自分の為になるのだと思いました。
午後からは秋田県の中学生を相手に野球教室を開いて野球の基礎から野球に対する姿勢まで指導させて頂きました。私達は東京でも小学生を相手に野球教室を行なっていますが、中学生相手に野球教室をするのは新鮮で、一つレベルを上げた指導をしなければならない為、いつもの野球教室より難しく、やりがいがありました。この野球教室というものは指導の難しさを体験できるだけでなく、私達を初心に帰らせてくれる為、非常に貴重な経験となっています。
今までこの秋田合宿は先輩に引っ張ってもらい、なんとか乗り切ってきましたが四年生として挑む今年は「四年生の意地」を出して後輩を引っ張れるよう、毎日が勝負のつもりで合宿に取り組んでいます。私は投手ですが、試合に出るときは短いイニングをきっちり抑えなければならない場面となると思うので、他の投手より一球の重みがあります。その一球一球を魂を込めて投げれるようにこの合宿では一球一球魂を込めて投げ込んでいきます。秋田合宿はまだまだ続きますので「四年生の意地」で乗り切り、来たる全日本大会では必ず優勝します。

 

秋田合宿5日目

 

3年 北野嵩博

 本日は秋田合宿5日目でした。
 午前中は広い球場を使った内外連携の守備練習と打撃練習、午後からは紅白戦を行いました。
紅白戦で私はBチームの2番ショートで出場しました。3度の打席機会で、送りバントのミスと進塁打を打てないミスがあり、守備でも1つの失策と中継プレーでの記録に残らないミスがありチームに迷惑をかける不甲斐ない結果に終わってしまいました。
私はレギュラーではありません。セカンドとショートを守る事が出来ますが、その両方のポジションどちらにも後輩のレギュラーが存在しています。レギュラーでない人間が試合に出る為には、1つのミスも許されません。
自分は先の先を考えて野球をする事が出来ていないと思います。例えば本日は、雨天の中での試合となりましたが、中継プレーで投げにくい外野手の気持ちを考え切れず距離感を詰めてあげる気遣いが出来ずに結果送球を逸らし、進塁されてしまいました。打球やポジショニングだけではなく、外野手の気持ちまで予測していれば、もう数メートル足が動いて送球を繋げられたと思います。
池田監督は常日頃から「試合は一球で決まる」とおっしゃっています。次の一球に対して予測出来る全てのプレーを深く考え、声に出し、ミスを無くさなければ全日本大会では勝てません。
また今年の全日本大会は、私の生まれ育った場所である香川県で行われます。両親を始めとする親戚の方々や、知り合いも多く試合を見に来てくれます。今のままの不甲斐ない自分では皆様にお見せできるプレーが有りません。今日の紅白戦をきっかけに新たに自分を変えなければならないと思います。
明日からもまだ1週間ほど秋田合宿は続きます。試合を決定づける一球の重みを考えながら先の先を予測したプレーを心掛け、誰よりも声を出し練習に精進致します。

 

秋田合宿6日目

 

4年 飯岡健太

 本日は秋田合宿6日目でした。
午前は宿舎でストレッチと体幹トレーニングを行い、午後から球場に移動しノックとケースバッティングを行いました。
私は投手をしています。チームにはたくさん投手がいて競走が激しいです。その中で試合に投げる為にはもちろん結果を出さなければなりません。私が試合に出るならばリリーフとして短いイニングを投げることが予想されます。その短いイニングを完璧に抑え、チームに流れを持ってくるそれが役割だと考えています。まだまだ実践形式でしっかりと抑えられる場面が少なく、信頼されるような投球ではありません。その為に練習で課題であるコントロールに磨きをかけ、一球たりとも無駄にせず結果を出せるよう取り組んでいきます。
夜は毎年お世話になっている大森様御一家のお店でパーティーを開いて頂きました。
普段食べることのできない新鮮なホタテやアワビ、サザエ、手の込んだカレーや海鮮丼など美味しい料理がたくさん食べることができました。
このパーティーを開いて頂けるのも今年で9回目となりました。これは池田監督が話されていた「御縁」から生まれたものです。この準硬式野球部に入れたのも何かの御縁であり、様々な経験をすることができています。私も来年から社会人となり、色々な人と出会い働くことになります。「御縁」を大切にし様々な人と出会い、今まで野球をさせてくれた両親に早く親孝行できるよう精進していきます。
毎日のように球場にはOBの方や選手の保護者、私達を応援してくれている方々が遠方からお見えになります。応援してくれている方々に二連覇という形で恩返しができるよう、明日からより一層チームで士気を高めて練習していきたいと思います。
そして、野球人生最後の大きな大会で有終の美を飾れるよう努力して参ります。

 

秋田合宿7日目

 

3年 大畑幸平

 本日は合宿7日目でした。

午前中はグラウンドで守備練習、打撃練習を行いました。午後からは、私たちが宿泊させて頂いている三種町が主催する三種町長杯に参加させて頂き、東北学院大学と交流戦を行いました。
昨日、大森様御一家に開いて頂いたパーティーの際、池田さんに明日は誕生日なので試合に出場させて頂きたいと直訴しました。そして、1番センターとして試合に出場させて頂きました。本塁打を含む2安打を放ちました。そして、三種町長杯で優秀選手賞に選んで頂き、秋田の名産物であるじゅんさい鍋セットを頂きました。昨年は、私生活の乱れから両親に迷惑をかけ続けていたので、少しでも自分が頑張っている事を形として伝える事ができて良かったです。誕生日の日に本塁打を放ち、優秀選手賞を獲得するという忘れられない誕生日となりました。
春季リーグ戦では、打撃面ではとても悔しい思いをしました。そこから、6月、7月、秋田合宿と毎日スイングを続けてきました。本日の試合でこのよう結果が残せたのは春季リーグ戦が終わってからの練習の成果だと思います。
本日、試合前に池田さんから、改めて三種町長三浦様の広報みたねの記事を見せて頂きました。「自分の刀は常に切れるように磨いておくこと」という言葉がとても印象に残っています。これは今の自分にも言える事だと思います。私は今レギュラーではありません。いつどの場面でどのような状況で試合に出場するか分かりません。どの場面で試合に出場しても、最高のパフォーマンスをしなければなりません。その為にも、自分の刀を磨き続け、全日本大会優勝に貢献したいと思います。

 

 

秋田合宿8日目

 

4年 青木翔哉

 本日は合宿8日目で午前中は東北学院大学との定期戦を行い、午後から練習を行いました。

私は5番レフトで出場させて頂き、2打数1安打送りバント2つを決めました。しかし、前回のオープン戦と同様にチャンスで力み凡退してしまい課題も残りました。

私は現在レギュラーではありません。勝負強い橋本、足の速い冨山、守備範囲の広い大畑、広角に打てる眼龍、何でも屋の河島、長打力のある松元、私が勝てるものは何一つありません。だからこそ、春のリーグ戦から二ヶ月間バントやエンドランなど当たり前のことを当たり前にできるよう取り組んできました。

私は野球の神様がいると信じています。そう思えたのは、3年前の全国大会決勝戦でMVP級の活躍をした延田さんを見たからです。延田さんは部屋が同じ先輩で主務を務めていましたが、正直打力も守備力も試合に出るには達していないレベルでした。しかし、チャンスがあるか分からないにも関わらずバットを振り続けた結果、大舞台で2安打と守備でもファインプレーをしました。私も全国大会で延田さんのように少ないチャンスをものにできるよう池田監督が常日頃おっしゃっている徳を積む事を大切に取り組んでいきます。

合宿も残り4日となりました。私は3年間一度も全国大会のベンチに入れたことがありません。その分今回の全国大会にかける想いは人一倍強い自信があります。二連覇を達成するためにも残り4日一分一秒を大切に充実した合宿にします。

 

秋田合宿9日目

 

3年 千葉諒

 本日で合宿は9日目となりました。本日は雨のため室内練習場をお借りして主に素振りや走り込みの練習を行いました。
 今朝の朝食の際に、OBである新本征司様と小林良太郎様からの飲み物の差し入れとお手紙を池田監督から紹介されました。「今の自分ではこのようなものしか差し上げることはできませんがこちらを飲んで厳しい合宿をのりきってほしい」という内容のお手紙でした。何を差し入れするかの前に、その品物を差し上げるまでの品物選び、品物購入、相手方の住所を書き、お金を払って品物を送る。私たちはただ受け取ってるかもしれないが、ここまで手間暇が掛かって届いていることを理解しなければいけないと御指導いただきました。
合宿になるとこのように先輩方や応援する会の方など様々な方々から差し入れを頂きます。
今この部活に私たちがいられるのも昭和22年から現在までの71年間という長い年月、先輩方が作り上げてきた歴史と伝統があるからです。私たちにはその歴史と伝統を引き継ぎ繋いでいかなければいけません。しかし、今合宿でも見受けられるように野球に対する姿勢、宿舎での生活の仕方など1つ1つの行動に対する目配り気配りが今までの歴史と伝統に値するまでに至っていません。私自身今年からチームとして捕手で試合出場させていただいているのは私しかいません。昨年のように信頼感のある2人の4年生捕手はおらず自分1人でどうにかしなければいけません。さらに全日本大会でのプレッシャーも計り知れないものがあります。土壇場でどうにかするのは自分しかいない、その場面が来た時に打開するためにも自分がもっとチームの核となって動いていきます。
私たちが宿泊している森山館さんからことおか中央公園スカルパ野球場まで片道約10キロランニングを走ります。私はランニング途中で田んぼ道を通る際に稲穂の成長を感じながら走っています。「実るほど頭が垂れる稲穂かな」ということわざがありますが、学年が上がるにつれ偉く威張るのではなく、稲穂のように頭を年々下げていくように、謙虚さを忘れずに過ごしていきたいと思います。
秋田合宿も残り3日となりました。最後の最後まで泥臭くくらいつく気持ちで白球を追いたいと思います。

 

秋田合宿10日目

 

3年 眼龍達矢

 本日で合宿は10日目となりました。本日も雲があり、涼しい気候で練習することが出来ました。午前中は紅白戦を行いました。本来であれば、全日本大会まで約一週間と迫っていて完璧な状態に仕上がっていなければならないのですが、全日本大会で優勝するためのレベルにまだ到達できていないことを痛感する試合となりました。合宿も後半で試合形式で確認出来るのは明日の試合で最後です。全日本大会に不安を残さぬように1つ1つのプレーを大切に行って行きたいと思います。
 私は今年で3年生となり3度目の全日本大会となります。1年目はスタンドで応援、2年目はベンチで応援でした。今年は3度目のチャンスとなります。現在私はレギュラーとして試合に出させて頂いています。今までは先輩方を応援するばかりでしたが今年は自分がチームを引っ張って行く立場になりました。この伝統ある中央大学のレギュラーとして試合に出るということは相応の自覚が必要だと思います。しかし、私は春のリーグ戦で池田監督から集中力についてお叱りを受けました。全日本大会は5連戦となり、精神面や体力面で疲労もある中、優勝するまで一瞬たりとも気をぬくことはできません。その集中力を鍛える為に、合宿ではダッシュのラスト一歩や、スイング一本だけでなく、朝起きて顔を洗い、歯を磨
き、体操や食事をするときからその日の練習や試合の第一打席へ集中をすることを心掛けています。合宿の12日間朝から晩まで自分に厳しくすることで全日本大会の一打席目に全てをぶつけられるようになれると思います。これを有言実行する為にも、ここでもう一度気合いを入れ直していきます。
本日の朝食で昨年卒業された田中さんと國廣さんと小林さんからの差し入れを頂きました。更に田中さんからはお手紙も頂き、日経新聞を読み、一日一つ英単語を覚えておくなど、大学時代にできることをもっと取り組んだほうが良いと書いてありました。これは野球も同じです。学生として野球ができるのも大学の4年間で最後です。そして8月の全日本大会で4年生は最後の全日本大会となります。お世話になった4年生の為にも後輩である私達が全力で恩返しできるようにしていきます。
合宿は残り2日間です。力を使い切るつもりで全員で充実した練習をしていけるようにします。

 

秋田合宿11日目

 

3年 河島浩陽

 本日で合宿11日目となりました。本日も涼しい気候の中、練習する事が出来ました。午前中はノック、サインプレーを行い、午後は能代松陽高校と練習試合を行いました。昨日の眼龍の日誌でも言った様に全日本大会で優勝するには程遠い試合内容でした。私達が日頃厳しい練習をしているのには理由があります。それは投手で言えば0-3、1-3、2-3のカウントから変化球を投げられる勇気、打者であれば試合終盤の負けている状況や、チャンスの場面で勝負を決める一打を打つ為の精神力を養うする為です。

私は昨年まで投手でしたが、今年から野手へと転向しました。野手に転向した際に常に頭に入れていることがあります。それは応援する会会長の佐々木様の「努力しても努力しても報われない事があるが、努力しなければ絶対に報われない」という言葉です。今年から野手へと転向した私にとって、周りとの差を縮める為に人よりも倍以上練習をしなければなりません。その為、練習中での素振りは勿論、宿舎に戻っても寮生活でも行なっている素振りをし、取り組み方についても、バットの軌道が正しいかをチームメイトと確認しながら素振りを行なっています。この秋田合宿での試合出場はありませんでした。大事な時期に体調を崩してしまい、自ら出場の機会を潰してしまいましたが、腐らずに佐々木様のお言葉を信じてこれからも精進して参ります。

本日はお盆のお忙しい中、田村様が球場まで足を運んで下さり、私達の為にウニ、カニ、マグロといった沢山の新鮮な海の幸を差し入れして下さいました。防腐剤を使わない新鮮なウニは東京ではなかなか味わう事が出来ません。マグロはカマ焼きにして夕食の時間に全員で頂きました。普段頂く事のできない食材を頂く事ができ、長丁場で溜まった体の疲れを癒す事が出来ました。又、連日沢山の方々が差し入れをして下さります。差し入れを選び買う手間、私達の元へ届けて下さったり郵送して下さる手間を考えると、差し入れをして下さる度に明日もまた頑張ろうと言う、明日への活力となります。

明日で合宿も最終日となります。最後の最後まで気を引き締めて参ります。「行き帰りのランニングの時間で必ずそれぞれ何か思う事がある」と池田監督は仰っていました。最終日となった明日、ランニングの際にこの1年間やって来た事を振り返り、又全日本大会で2連覇する為に残された時間で何をすべきかなのかを考えながら走りたいと思います。残り1週間となった全日本大会に向けて最高の準備をして行きたいと思います

 

秋田合宿最終日

 

4年 渡邊剛

 本日は合宿最終日でした。昨日までとはうって変わり本日は快晴でとても練習しやすい環境でした。練習内容はバッティング、ケースノック、投内連携をしました。
 一昨年の全日本大会では自分が打たれてしまい優勝を逃した事を今でも忘れることができません。その悔しさがあって誰よりも練習し続けたことにより、昨年は雪辱を果たすことができました。私が大切な言葉にしている「努力しても努力しても結果は出ないことはある、しかし努力しなければ結果出ない」という言葉があります。その言葉を信じてやってきたからこそ、昨年は全日本大会優勝という結果が出たのだと思います。今年は最後の全日本大会です。1年間この全日本大会で優勝をする為に昨年以上に気持ちを高く持ち、休みなく毎日朝早くから練習をしてきました。4年間の集大成へかける気持ち、そしてここまで野球を続けてこれた両親へ恩返しをしたい気持ちは誰にも負けません。両親のみならず沢山の方々へ恩返しする為にもこの大会で必ず日本一を獲ります。今回の秋田合宿でも沢山の課題が見つかりました。まず、一つのミスを引きずってしまいズルズルといってしまうチーム状況です。これは以前から池田さんに言われていることの一つであり、この状況を打破する者が4年生の中にいません。本来であれば私たち4年生がその雰囲気を一喝できるような声をかけなければなりません。しかし、現在試合に出場している4年生が少ないということからズルズルと悪い方向にいってしまう場面が見られました。野球はチームで戦うスポーツです。ひとりひとり役目があり、試合に出場しない選手も大切な役目があります。私たち4年生が試合に出場しないのであれば、そういった声を掛けれるよう、残りの1週間の練習でもう一度意識し直し、チームの状況を変えてみせます。
この秋田合宿において、工藤さんや鎌田さん、宿舎である森山館の方々の支えがあり私たちは満足する毎日を送ることができました。また、沢山の方々が球場へ足を運んで下さったり、差し入れをして下さったりしました。これは決して当たり前のことではありません。例年よりも長い秋田合宿で成長することができた私たち中央大学準硬式野球部の選手全員で日本一という同じ方向を見て、必ず日本一になると共に、お世話になった方々への感謝の気持ちを伝えたいと思います。