浜松合宿 1日目

 

4年 安藤 浩平

 本日から平成29年度浜松合宿が始まります。

 

今年の目標はまず「関東大会優勝」そして「全日本大会優勝」です。昨年の全日本大会では準優勝という悔しい結果に終わりました。決勝で対戦した同志社大学との力の差、勝利に対する気持ちの強さは圧倒的な差があったと感じます。自分自身、決勝戦同点のチャンスで投手の気迫に押されていました。1球目の内角直球を見逃し、2球目以降も内角に強気の投球をされ自分の実力不足、気持ちの弱さが出た場面でした。その試合の悔しさは絶対に忘れる事は出来ません。自分達はあの試合の悔しさを原点に置き、「原点回帰」というスローガンを掲げ、全日本大会で勝利するために日々練習に取り組んでいます。今年のチームは、昨年の先輩方が抜けたことによる投手不足、そして勝負を決めることの出来る頼れる打者がいないことが課題です。その課題を克服するために、これまで自分自身の課題を把握し選手同士で声を掛け合いながら練習してきました。

 

 今回の浜松合宿では技術の向上だけではなく今までの練習の成果、そして最上級生になり今までの集大成をアピールする機会だと思います。この合宿では自分の強みである打撃でアピールをする、副主将としてチーム全体を見渡し、一つ一つの練習が野球のどの場面に繋がるのか、意図をしっかりと考え内容のある8日間にしたいと思います。そして往復約10キロのランニング、グランドでの実践練習、宿舎での生活態度、整理整頓、全てが全日本大会で勝利に結びつくものだと考え取り組んでいきます。又、私たちが野球に打ち込めるのもたくさんの人が支えて下さっているからです。本日も私達の荷物を部車で運んで下さったOBの若林様、私達の体調を気に掛け飲み物等を差し入れして下さった方々、毎年お世話になる湖畔の家の皆様、全ての方々に感謝の気持ちを忘れず一日一日成長出来るよう全力で野球に打ち込んでまいります。

 

 

浜松合宿 2日目

 

4年 大畑 幸平

 本日は合宿2日目となり、本格的に練習が開始となりました。午前中はシートノック、午後からはフリーバッティングと一本バッティングを行いました。

 

 私は昨年はレギュラーを掴み取るという目標を掲げていましたが、達成する事が出来ませんでした。今年はレギュラーを掴み取り、昨年果たせなかった全日本大会優勝に貢献したいと思っております。この浜松合宿では、「大畑の所に飛んだら安心出来る」と思って頂ける選手になる事を目標に持ち日々練習に取り組んでいます。私は打撃力が無く、守備を生かさなければ試合に出る事は出来ません。ファインプレーをする選手では無く、当たり前のプレーを当たり前に出来る選手にならなければなりません。その為にも、合宿期間中は人一倍ノックを受け、打球感、打球に対しての一歩目の速さを身に付け、安定した守備力の選手になりたいと思います。

 

 本日もOBの方や、私達を応援して下さっている方から差し入れを頂きました。池田さんが日頃おっしゃっている、差し入れ一つ送るにしても品物を買いに行く作業、宅配業者まで運ぶ作業、伝票を書く作業と手間がかかります。それでも私達の事を想い、差し入れをして頂き、本当に有難いことだと思います。全てを理解した上で感謝の気持ちを持ち、残りの浜松合宿を有意義なものにしたいと思います。

 

 

浜松合宿 3日目

 

4年 河島 浩陽

 本日は合宿3日目となりました。午前中にノックを行い、午後はフリーバッティングとシートバッティング
を行いました。
本年度のチームスローガンは「原点回帰」です。現在のチームは昨年の全日本大会での苦い敗戦から始まりました。私達が日頃厳しい練習をしているのには理由があります。目標を達成することは勿論、目標を達成するために投手で言えば0-3、1-3、2-3のカウントから変化球を投げられる勇気、打者であれば試合終盤の負けている状況や、チャンスの場面で勝負を決める一打を打つ為の精神力を養うためです。
1年次は投手、2.3年次は野手、そして再び投手へと転向しました。現在の投手陣は昨年の先輩方が抜け、投手力が不足しています。直球の制球力には自信はあるものの、変化球の制球力が足りず投手と野手を行き来していました。直球を活かすには変化球は不可欠です。この浜松合宿では初日から250球、本日は200球を投げ、誰よりも投げ込みをしています。私はそれだけこの浜松合宿に賭けています。私は今までレギュラーとして試合に出場することはありませんでした。何故出場できなかったのか、それは実力が足りないからです。実力をつけ結果を出すには、「自信」が必要でその裏づけとなる練習が不可欠です。なんとしてもレギュラーを取り、全日本大会優勝の瞬間をマウンドの上で迎えられるように精進して参ります。
 私は浜松市出身であり、また父も中央大学準硬式野球部のOBであり、幼い頃からこの浜松合宿を経験してきましたが、その浜松合宿も今年が最後となりました。今朝のミーティングで帳尻合わせの練習になっているとご指導を頂きました。1日1日を大切にし、まずは関東大会に向けて大事な戦力になれるように充実した合宿とします。

 

浜松合宿 4日目

 

4年 細谷 琢真

 

 本日は合宿4日目、中京大学との試合でした。

 本日は今シーズンになって初めての試合ということもあり、ノックの時から全体的に固かったと思います。試合は0対7、2対4と2試合とも敗北致しました。

試合内容としては、基本のバントミス、打撃ではフライの多さが目立ちました。また、得点圏にランナーがいる場面で軽率なプレーでの失点や、ランダウン時での細かいミスなど、潰せるミスはまだまだあります。実践的な練習があまり出来ていないから、という理由で終わってしまうとこれからの試合でも同じミスを繰り返してしまうので、そのワンプレーで試合が決まるという気持ちで練習に取り組んでいきます。

 なかでも投手陣は、昨年までと比べ力不足であり、個人の成長が今後のチームの勝利に直結します。結果を見ても、2試合で11失点しているようでは、どれだけ打撃陣が点を稼いでも勝てるわけがありません。

私自身は、昨年の全日本選手権以降から投げ方を変え、今シーズンも新しいフォームで取り組んでいます。これまで自分の力不足、頑固な性格が直らずチームの勝利に貢献することができませんでした。しかし、最上級生というチームの引っ張る立場となり、どんな形であっても「日本一」になる為にマウンドへ上がりたいという強い思いを持ち、新チーム始動から取り組んでいます。また、現在の合宿では、「ランニングで常にトップを走る」という課題を自ら設定し、継続しています。小さな目標からでも投手陣には、マウンドに立つ以上、チームの勝敗、又自分がエースであるという自覚と危機感を常に持たせ、試合に限らず練習から自立していきます。

 池田さんも、普段おっしゃっていますが「失敗してもよい、それをどう次に繋げて活かせるか」、これが全てだと思います。私は自身、もっとコースに投げ切れた場面、ピンチで打たれたあの一球、個人でも一つのことをとことん突き詰めて明日からの練習に繋げていきたいと思います。

又、こういった環境で野球に打ち込むことができるのも、   両親、保護者の皆様、OBの方々、応援してくださる皆様が多くの御支援をしてくださっているからです。そういった方々への感謝の気持ちを忘れることなく1日、1日大切に過ごしていきたいと思います。

 

 

浜松合宿 5日目

 

三年真玉橋 樹
 本日は合宿5日目となりました。午前中は、二ヶ所ノック、午後からフリーバッティング、ケースバッティングを行いました。
 私にとって2回目の浜松合宿、1回目は高校生で右も左も分からず先輩方の背中を追いかけて、行き帰りのランニング、グラウンドでの練習、そして食事、全てで先輩方に量や速さで負けており中央大学準硬式野球部の強さを実感しました。それから早くも2年が経ち私は今新三年生です。今年から上級生ということもあり、チームを四年生と共に引っ張る立場として、私はまだチームを引っ張る事が出来ていません。一年生の頃から皆平等に試合に出るチャンスを頂いているにも関わらず、まだ結果を出す事が出来ずにチームに貢献することが出来ていません。技術面、実力において私はチームで1番下です。そんな私が結果を出すにはチームの誰よりも練習をするしかないと思います。池田監督がよく仰る様に、結果を出すには練習しかない。高校の恩師でもある伊志嶺監督も同じことを仰っておりました。下手くそは下手くそなりにいつでも初心の気持ちを忘れずにひたむきに人一倍努力しなければなりません。今、合宿で個人の課題として取り組んでいる事が、変化球の時に上体が前に突っ込んでしまう癖があるのでしっかりトップを作る、その際に軸足にしっかりと溜めるということに取り組んでいます。私がチームに求められている役割を果たせる様に残りわずかの合宿を有意義なものにしたいと思います。
 本日もOBの方や私たちの事を応援して下さる方々がお見えになり差し入れも沢山頂きました。応援して下る方々がいての私達が存在します。野球できる事が当たり前ではなく、常に私達は沢山の方々に支えられ、大好きな野球に打ち込めています。その感謝の気持ちも忘れずこれからも応援して下さる方々の為に全力でプレーしていきます。

 

浜松合宿 6日目

 

3年 小澤 巧平

 本日は合宿6日目となりました。午前中は、集団走、四ヶ所ノック、午後からフリーバッティング、ケースバッティング、ベースランニングを行いました。
 本日の朝食の際に、池田監督から「チーム力」が無いとのご指導を受けました。ご飯を沢山食べることは、体を大きくするだけではなく、チーム力を上げる為でもあります。炊いて頂いた非常に沢山のお米を、上級生が率先しておかわりをする事で、下級生を引っ張って行かなければなりません。しかし、チームの中心である上級生が自分自身に限界を決めてしまい、引っ張る事が出来ていませんでした。これは、野球にも繋がる事で、上級生一人一人が誰よりも声を出し、チームの事を考えて行動する事で、チーム力が上がると思います。今のチームは基本を疎かにする場面が良く見られます。フィギュアスケートの羽生結弦選手の話の中に、「四回転ジャンプを成功する為には、一回転ジャンプを確実に出来るようにする」とあり、基本がどれだけ大切かを改めて感じました。
 私は、今年からエースとして引っ張って行かなければなりません。しかし、まだエースとしての覚悟、自覚が足りないと池田監督、小泉コーチにご指導を受けました。それは、宿舎からのランニングを始め、自分の限界を超える事が出来ず、殻を破れていないからです。その為、昨日、今日と、精神力を鍛える為に個人ノックをして頂き、苦しい中でも声を出し、必死にボールに食らいつきました。今回の合宿で私が課題として上げているのは、変化球の制球力と連投する力をつける事です。多少、直球が速くても、変化球の制度が無ければ直球を狙われて打たれてしまいます。全ての球種で有利なカウントを作れるように、キャッチボールから変化球を投げ、感覚を染み込ませています。連投する力は、3月23日から開幕する関東大会は連戦となります。今の投手陣は経験不足な投手が多く、一年時から登板させて頂いている私が連投する事が求められると思います。その為にも、体力だけではなく、球数を少なくする投球術も必要となります。球数を少なくする為にも、変化球の制球力が大切になると考えています。
 こうして私達が野球が出来るのも、沢山の方々の応援、支援があってこそだと思います。本日もOBの杉山様が練習のサポートをしてくださりました。このような事全てに感謝の気持ちを持ち、これからも野球に打ち込んでいきたいと思います。

 

浜松合宿 7日目

 

 3年 真谷 健吾
 本日は合宿7日目となりました。午前中はトレーニング、四ヶ所ノック、シートノック、午後からはフリーバッティング、ケースバッティング、ロングティーを行いました。
  本日の練習の際に小泉コーチから練習の為の練習をしているとご指導を受けました。練習の中から常に試合を想定していないと試合でピンチやプレッシャーのかかる場面で自分の力を発揮する事が出来ません。その為にも各選手が一つ一つのプレーに対し集中し、思った事を周りに共有する事でプレーに対する考え方がチーム内でまとまると思います。
 私は昨年遊撃手のレギュラーとして試合に出場させて頂き、貴重な経験をさせて頂きました。しかし今年最初の練習で気持ちが弛んでいるとご指導を受けました。同じ遊撃手のポジションには下級生が三人いますが気持ちを入れ替えなければレギュラーを奪われてしまうと思います。この合宿で原点に戻り当たり前のプレーを当たり前に出来るようにし、苦手としている二遊間のゴロを克服する 為に足を多く使う事と出来るだけ二塁ベースの前で取る意識を持って練習に取り組んでいます。又、打撃面はケースに応じた打撃をする事が出来ず打線として繋ぐ打撃をする事が出来ていません。今年は投手陣の経験が浅く野手で点を取っていかなければいけない上で必要不可欠なのは打線の繋がりとノーヒットでも点を取れるような走塁力だと思います。昨年は下級生として先輩からのプレッシャーがありミスをしないように必死にアウトを取りに行く意識がありました。しかし、上級生となり意識が薄れ軽いプレーが多くなりました。私の原点は一つのアウトを何が何でも取る泥臭さだと思います。その為にノック際では形関係なくその一球を絶対に離さないような練習をして行きます。今年一年間、遊撃手として試合に出続ける為に下級生の時の必死さやがむしゃらさを全面的に出していき、遊撃手は真谷しかいないと周りから思われるような選手になります。
 明日で合宿は最終日となりますが最後まで気を抜かず一つ一つの行動を真剣に取り組みたいと思います。

 

浜松合宿 最終日

 

4年 長島 僚平

 本日は浜松合宿最終日となりました。
午前中はトレーニング、ケースノック、午後からロングティー、シートバッティングを行いました。昨夜からの悪天候にも関わらず、天竜球場は水捌けが良く、素晴らしい環境の中合宿を行えている事を、再度認識できました。。
 "最上級生"として臨んだ浜松合宿を振り返ると、自分達が今までどれだけ池田監督に甘えていたのかという事を痛感しました。締まらないプレーが出た際に喝を入れる事、チームの士気を上げる声掛けなど、誰かがやらなければならない事を全て池田監督に任せてしまう。そんなチームは"日本一"に相応しいチームではないと私は思います。苦しい時こそ最上級生である私達が声を出し、身体が辛い時こそ己に喝を入れ、自分自身を極限まで追い込み、チームの先頭に立たなければいけません。そういった精神力が、全日本選手権での重いプレッシャーの中で、チャンスやピンチの場面のたった一球に、自分の力以上のものを発揮出来ると信じています。四年生だけが全日本選手権で優勝したいと思うのではなく、チーム全員が"本気"で日本一を取りたいと思い練習に臨む事が何よりも大切な事です。その気持ちを全員で統一させる為にも、最上級生が口先だけでなく行動で気持ちを表し、チームの底上げに繋げ、チーム力を向上させる事が必要です。
 「原点回帰」昨年の全日本選手権の決勝は決して忘れる事はありません。目の前で日本一を逃す事がどれだけ悔しい事か。ひたすら練習に励み、どこの大学よりも辛い練習に耐える事が出来るのもその悔しさが心にあるからです。常にその気持ちを持ち練習に臨む事で、試合で堂々とプレーできる"自信"と"精神力"を付ける事が出来ます。野球だけではなく、浜松合宿を行えている事や美味しいご飯を食べられる事など、全て原点に帰り、そして先を読む力をつけたいと思います。
 今回の合宿にも、OBや応援する会の皆様、父兄の方々から沢山の差し入れを戴きました。又、素晴らしい球場で野球が出来る事、野球に打ち込める環境がある事、全て当たり前ではありません。これほどの支援をして頂ける私達は、日本一恵まれている部だと確信しております。私たちを応援してくださる全ての方々に恩返しする為にも、日本一を常に心に持ち、練習に励みたいと思います。そしてまた夏にこの浜松で日本一を取り、良い報告を届けたいと思います。